認知症とその症状

認知症は良く知られている病気ですが、例えば、いざ家族の一人が認知症になった場合に、どのような対応をすればいいか戸惑ってしまうものです。
認知症について良く知られている症状は、物忘れでしょう。
実際、認知症の初期の段階、もしくは発症前には、物忘れの症状が顕著に表れます。

そのためか、認知症イコール物忘れというイメージがついています。
しかし、実際のところはそれ以上に厄介な症状をいくつも起こす病気なのです。
代表的な症状としては、時間や場所の感覚が失われるという症状です。
その結果何が起こるかと言えば、外出中に迷子になったり、深夜徘徊を行ったりというものです。

このような症状は、ただの物忘れとは明らかに異なるものです。
実際に年を取った人間が徘徊などを行って事故に巻き込まれたり、近所の人に迷惑をかけるということが起こってきます。何より大変なのは家族でしょう。
また、物忘れや時間の感覚が失われると言った症状は、今度は自我が失われるという症状につながってきます。
簡単にいうと、自分が何をしていて、自分が今どこにいて、そして自分が誰であるかわからなくなってしまう症状です。

軽くイメージしてもらえばわかるでしょうが、自分がだれかわからなくなれば、人間は非常に混乱するでしょう。
その結果、感情が不安定になるという、これまた新たな症状が生まれてきます。
そして最終的には、無気力と言う症状に襲われます。
無気力はまた、行動力を奪いますから、最終的には運動能力を奪い、寝たきりという症状になってしまいます。