認知症のトラブル回避

認知症は自分や家族、知人を含めて、他人事ではない病気です。
認知症のついて大きな問題は、脳に関わる病気という点です。
脳の機能の一部が失われる病気ですので、物忘れなどをはじめとして、激しい感情の起伏などが起こります。
また、物忘れに伴って時間や場所の感覚が失われ、深夜徘徊などの行動を起こします。

やがては自分の存在が何であるか、自我というものが失われ無気力状態になります。
それは結果的に運動能力をも奪い、最終的には寝たきりの状態になってしまいます。
このように、認知症の症状を段階的に見ていくと、症状の幅が非常に広いことがわかるでしょう。
ですから、段階ごとの症状によって引き起こすトラブルの種類も変わってきます。
ここでは、認知症の患者や周囲の人間、双方にとってのトラブル回避について見ていきましょう。

まずは、物忘れへの対応が基本になります。
この場合は、物忘れは仕方がないものと考えるのがまず大切です。
その上で、注意をしたり怒ったりしないこと、患者の言動を否定しないことが、トラブル回避の基本です。
物忘れの症状は、形を様々に変えて、認知症の間はずっと続きます。

ですから、相手を否定しないこと、肯定的な言葉をかけてあげることが、トラブル回避につながります。
徘徊などに関しては、徘徊した時のことを想定し、住所と名前を書いたプレートを携帯させるなどの対処が、トラブル回避につながります。
さらに、家族や介護者が精神的にトラブルを抱えないよう、相談できる人をもつことも大切です。